ぷちれと一緒に
□誓い
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聖者の渓谷に着いた二人は見たこともないモンスターを見て騒ぎ....はしゃいだ
スフィア『あれは魔法撃ってきそうだね』
さぱ太『全部リンクしそう..』
ずっと同じ狩場に篭っていた二人にとって、新領地の新モンスターとの出会いは良い刺激になった
....だが
聖者は刺激が強すぎた
戦っていると突然変身するクロー、テレポート・分身するブレード、治療方法を持たない火傷を負わせるウィズダム....
さらには遠距離から強力な魔法を放つライトにより、二人は何度も生命の危険にさらされた
とはいえ悪い気は全くしない....それどころか充実した時間を送ることができたのだった
渓谷の丘に登り休憩しながら、二人は戦争やクランについて話す..
スフィアは話している内に本音をぶつけている自分に気付いた....
ずっと誰かに聞いてもらいたかったのかもしれない
さぱ太『自分の気持ちに素直に..やりたいことをすればいいと思うよ。さぁ帰ろうか』
そう言ってさぱ太は立ち上がり、帰還の準備を始める
〜現在〜
スフィア(そんなこともあったね〜..自分の気持ちに素直に、か)
自分が何をしたいのか、どこへ行きたいのか、何を目標としているのか..
スフィアがそう考えた時、既に答えは出ていた
スフィア『強くなってからルウンに行くんじゃなくて....ルウンでれもんくらい強くなってやる〜!』
それを聞いたクランメンバーは笑いながら
『ちょっと早いんじゃないかな?』
『無理だってw』
と忠告したが、スフィアの決意は変わらなかった
スフィア『さぱ太さん、ありがとう!』
さぱ太『?』
そう言ってスフィアはアジトを飛び出し、ルウンへと旅立った