ぷちれと一緒に

□誕生、ぷちれもん
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いつから眠っていたのだろう....随分と闇の中で過ごしてきた気がする

朦朧とする意識の中で周りを見渡すと、数多くのモンスターが神殿内に浮遊していた

思わず身構えたものの、こちらに襲いかかってくる様子はない

状況を把握するため、呼吸を整えてこれまでの出来事を思い出した....

私の名前はぷちれもん
黒色の肌を持つダークエルフである

父親はブレードダンサー、母親はシリエンエルダーであり、数年前に二人とも冒険稼業を引退している

私の能力・体質から見ると母親の血が強く受け継がれているのだろう

ぷちれもん『そっか..、私も父さん達のようになりたくて..村を飛び出して修行に明け暮れてたんだっけ』

スッ..と立ち上がり、モンスターと対峙するぷちれもん

ぷちれもん『さっさと修行を終わらせて、村に帰るとしようかな、かな!』


数分後..ぷちれもんは故郷であるダークエルフ村へ足を踏み入れる

ぷちれもん『変わらないなぁ..ここも』

そう呟きつつ、両親からの配達物を受け取るため倉庫へ向かった

身の丈ほどもあるウィザードスタッフとディポーションセット、そして祝NSPS3000発..

さすが母親というべきだろうか..詠唱速度の遅さという娘の欠点を補って余りある装備であった

ぷちれ『ありがとう..お父さん、お母さん』

不安と期待に胸を膨らませ、ぷちれもんは狩りへ出掛けた
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