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【白亜の館に潜むカゲ】
洛叉監史本部・白鶯館にて
ガタガタガタカタッ!
バンッ!
「うわぉっ!!」
「「キャーッ!!」」
「・・・・・・何の騒ぎだ?」
「一階から・・・かな。副長、下って何かしてましたっけ?」
「いや特にないが・・・あぁ、確か久保井が掃除するとかなんとかで数人集めてた気がする」
「(あー確実に内勤と隊史何人か捕まったな、こりゃ)
ちょっとオレ様子見てきましょうか?」
「己も行こう」
〜 一階・廊下 〜
「麗、何してんだ?」
「あぁー!!燎介丁度いいとこに!」
「いや、いいとこも何もお前、何でそんな物陰にいるんだよ」
「何って何よ!こっちは大変なんだからね?!(怒)」
「いきなり怒られても・・・(困)」
「何があった?藤波」
「あ、副長!聞いて下さいって!出たんです!」
「手を潰すほど握るな振るな、落ち着け。己は逃げん。何があった?」
「だーかーら出たんですって!医務長がガラクタ置いてる魔窟からあの黒光りしてすばしっこくて何か触角ついててそれで」
カサカサカサカサッ
「「キャーッ!!」」
「ゴキブリか」
「そんなはっきり言わないで下さい副長!!その単語すらおぞましいわ(ブルッ)」
「ゴキブリで騒いでたのか?麗、結構繊細だなぁ」
「騒ぐわよ!アンタあの何とも言えない光沢と毛のある脚とカサカサ殊の外俊敏に動くあの羽が生えた虫が好きだってーの?!だったら頬摺りできんのアンタ?!」
「いや、流石に頬摺りは出来ませんよ、藤波さん(汗)」
「今はいねーから戻ったらどうだ」
「無理です(きっぱり)何処に潜んでるか分からないのに迂闊に出れますか?相変わらず鬼ですね、副長」
「しかしいつまでそうするつもりだ?」
「じゃあ燎介、例の奴をぶっ殺してきて」
「えぇー!オレ?!」
「今この状況で頼れるのはアンタだけよ。医務長いないし瞬と開高君逃げちゃったし鳴海君出た瞬間失神しそうだったし」
「副長除外かよ」
「とにかくやって。掃除終わんないと仕事になんない」
カサカサカサカサカサカサッ
「「「ぎゃああああっ!」」」
「大の男が何叫んでんだよ・・・(呆)」
「あれは叫ぶわよ。だって手のひらサイズじゃなくて本当に“手”のサイズだったもの」
「・・・マジで?」
「大マジ」
「ワォ(汗)」
「これじゃ埒が空かねーな。
おい木津宮、片足上げろ」
「はい?」
スポッ
カツ、カツ、カツ、カツ
ピタッ
バシッ
「って 何オレの靴で巨大ゴキブリぶっ潰してんですかー!!!!」
「あとは久保井にでも片付けるように言っておけよ。ほら」
「うぉおおおっ!(汗)普通に何事なかったようにそのまんま返さないで下さいよ!(焦)」
「・・・燎介、ドンマイ(同情の眼)」
《了》
残骸は華麗にスルーの紅さん。
おそらく園衞もこのタイプ(迷惑)
頼さんとヨキさんは素手で例の奴が掴めます(ワォ)
まこさんは何の躊躇もなくキンチョー●か銃器で仕留めます。
日常が書きたくなったらこうなりました。