特殊作品
□キミとオレの空
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「サイバー!迷宮行くぞ!!」
「グフッ…ふぁい!?」
正午、つまりお昼時。
昼食中いきなり背後から呼ばれて蒸せるも、何とか返事を言い返す。
それは「一体いきなり何だ!?」という意味での返事だったのだが、それを承諾ととったのかリュータは満面の笑みで「行こう!!」と立ち上がらせる。
「ちょっ…二人で迷宮行くつもり!?」
「危険よ。幾等強くなったからって、自信過剰はよくないわ」
アユムが叫び、ショウコが絶対零度の視線を向ける。
それで(特に後者)完全に固まってしまったサイバーだが、リュータの方は慣れてしまったかひょうひょうとしている。
「大丈夫だって!浅い階層に行く予定だし、メディカもほら、沢山!!」
そう言って取り出す大量のメディカU(HPを200回復する回復アイテム)。
お前それ、金の無駄遣いだろ…
事実金の管理をしているエイトが卒倒している。
「兎に角行っくぞ〜!!」
「は!?や、離せ!!」
サイバーの言い分も聞かずに、リュータは彼を迷宮に連れていった。
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