【RとP、そしてG】

□第3章
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真実。重要な事だが。
正直、おれはそんなもん聞きたかねえのである。だって何か、怖くねえ?夜、空を見てると急にゾッとする事ってあるだろ。あれに似た感じ。
おれは小声でペンネに、聞くのやめねえ?と囁いた。しかしペンネは無表情を微かに引き攣らせ、言ったんだ。
「僕は、知りたい。役割を裏切った僕は、いつかバグになるかもしれないんだ。聞かなきゃ損だぜ。お前、怖いのかよ。」
くっ。何だと。いいよ!わかったよ!世界の真実だろうが何だろうが、聞いてやろうじゃねえの…
つっておれは。逆ギレのノリでとんでもねえ真実を、知る事となってしまったのだ。
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