【RとP、そしてG】

□第8章
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そんなで明け方までグダグダ呑んで、最終的にはなぜか泣きながら肩を叩き合ったりしていたおれ達3人。
じりじり日の照る頃に唐突に入った大司教からの通信で無理矢理起こされ、痛む頭をぶら下げながらしぶしぶ西の塔へと向かう。
この塔にはバラキア隊長っつう、そこそこランクの高い魔物がいる。グイド曰く、バラキアは「ガチガチの魔王崇拝主義」らしいのだが。
これからそのバラキアに面会し、勇者をおびき出す策を練るのである。おれを謀る会議におれが出んのね。はは、阿呆みたい。
まずは相手の出方を見て、じっくり懐柔、教唆してゆこうじゃねえの。
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