【RとP、そしてG】

□第9章
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翌日、ハデス大司教には
「バラキア隊長との会議は順調に進み、これから勇者と接触して西の塔に誘い出す所です。」
等と、適当に言っておいた。バラキアさんとリータはおそらく今頃は、組織の届かぬ場所へと向かっているだろう。西の塔はもう、物語を離れたのだ。
さて、これで物語はかなり書き変わったはずである。しかし油断できないのは組織の出方。どこで本筋に戻そうと、罠や刺客を差し向けて来るか知れない。魔物組織とおれの対立図式はまだ完全に覆されたわけではないのだ。
やはりハデスの殺意を何とかしないと枕を高くして寝れやしない。どうするかなあ。
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