【RとP、そしてG】

□第11章
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一応、精神的にアレだった奴な訳だし、送ろうかと言ったのだが、ハデスは断り、
「今は、1人にしてくれ。」
淋しそうな背中を向けて洞窟を出て行った。けれど足取りはしっかりしていた。アジト谷には帰らないそうだ。このまま逐電するつもりらしい。それもまた良し。
まあとりあえずこれで、緊急事態は回避された。癒し系赤ドラゴンも、
「じゃあジブンはこれで。隊長とリータ姫の護衛に戻ります。」
と、ひと足先に帰って行ってしまった。可愛かったのに、残念である。もうひと撫でしたかったが。
さて。おれらもボヤボヤしてはいられない。もう1つ、やる事があるのだから。
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