花売りと魔法使い

□第1話〜第6話
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第1話
お題:花売り娘

アリガトゴザイマース!のかけ声とともにマリーゴールドぶっちぎり!かすみ草大破!薔薇が空中で爆発。
もと狂戦士だけど脱サラして花売りよ!よろしくね!買えーーッ
とある村の切り立った崖の上に、ある日突然、花売り娘がやってきて店を出した。といっても、まさか切り立った危険な崖の上に花屋が居るなどとは誰も思わない。客など来るはずもなかったのだが、何の偶然か、薄汚いローブを羽織った魔法使いが1人、迷い込んで来た。
「お姉さん、ください。青い薔薇」
だが魔法使いが手のひらの銀貨を差し出した次の瞬間、
「うるせーーッ!軍隊時代の話をすんじゃねえ(してない)!こうしてやる!」
花びらカッター!
花売りによる花びらカッターが炸裂した。
「ウワァアアアアーッ!」
かわいそうな魔法使いがまっぷたつになったところで、花売りは、せっかくだからクチナシの花でそれを飾った。
花売りは、死人にくちなし、の意味を履き違えている。
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