Short 1
□抱きしめて、愛してると言って
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涼(リョウ)×雪(ユキ)
「…ゆ、き…っ…!」
溺れてしまいそうなほどの熱情のさなか、涼が掠れた声で俺の名前を呼んでくれる瞬間が好き。
俺の名前を呼んだあとすぐに、俺の中が涼の暖かいモノでいっぱいになるその瞬間が好き。
『先生…?中にいっぱい…』
予備校の教師と生徒。
しばらく忙しくてお互いに触れ合うことが出来なくて、俺の中で吐き出した涼の欲は濃いのでいっぱいだ。
「あまり煽るな…止まらなくなる…」
涼の楔が再び俺の中で形を為していく。
軽く腰を揺すられてから、涼の唇が俺の頬を掠めて俺のソレと重なった。
『…んっ、…はぁ、んっ…』
酸素を求めれば求めるほど、涼はそれを遮るかのようにキスを深くする。
『せん、せ…もう動いてぇ…』
俺の中が涼のモノでいっぱいになるにつれて、気持ちの良いところを確実に擦ってくれないことが我慢出来なくなる。
「名前、呼んでよ…?」