日誌
□火曜日の日記
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某月某日 火曜日
本日、攘夷志士 桂小太郎に会ふ。
刀は無事に見つかる。
政宗様から賜ったもの、なくしてしまっては彼岸で政宗様にあわせる顔なし。
この世は町中に不思議なものが溢れている。
鉄の車、空を飛ぶ船、人が話す箱。
私などには理解のしようもないが、ザビー教団や長曽我部が使っていた絡繰と同じようなものであろうか。
刀見つけし後、攘夷志士 桂小太郎に会う。
その声は豊臣のあの男と瓜二つ。竹中半兵衛。
しかし話をしてみれば彼の人とはこれまったくの別人なり。
土方殿といい、桂といい、まことに不思議なことである。
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