L月小説
□肥満のうちに入らない
1ページ/6ページ
朝の捜査本部
そろそろみんなが目を覚ます頃、ある男の悲鳴が木霊した。
「◎×▲△○*#£¢!」
「うるさいですよ月くん。それに、叫ぶならちゃんとした日本語で叫んで欲しいです。」
朝の爽やかなはずの目覚めを台無しにされて、竜崎はちょっぴりご機嫌斜めだ。
すると、月の奇怪な叫びを聞きつけた捜査メンバーが、月と竜崎の寝室に駆けつけてきた。
「どうしたの月君!?凄まじい悲鳴が聞こえたけど!!」
「竜崎ぃぃぃ!!!貴様とうとう月に手を出したな!!!!!」
何やら勘違いをして、ライフルを片手に持った総一郎の跳び蹴りが、見事竜崎にクリーンヒットした。
「いたっ!何するんですか夜神さん。違いますよ。手なんて出してません!---------・・・まだ。」
「まだ!?まだって言ったな今!!!よぉしいい度胸だ、成敗してやるぅぅぅ!!!」
本気で竜崎を撃ちかねない総一郎に怯えながらも、いつものように相沢が仲介に入る。
「きょきょ・・・局長っ、その辺にして下さい!
...それより、どうしたんだ?月君」
「それが...」
月のいつもと違う様子にそこにいる全員が月に注目した。