08/09の日記

21:58
落書き
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人が気持ちよさそうに寝ていたら疼いてしまう悪戯心
これがまた厄介なもので1度火がついてしまうとどうにもできない

その寝ている人物がやけに無防備だと、より一層焔が燃えたぎってしまう





キュポンッ

キュッキュッキュッ



上記の通り軽快な音を響かせ、マジックペンに殴り書きしているのは、さっきまで暇を持て余していた月

何にペンを走らせているのか、それはただ今ソファーに独特の座り方で爆睡している男、竜崎の顔面だ


瞼の上にデッカい目玉を描いて
眉毛なんか更にぶっとくなぞっていき
ほっぺたには猫だか犬だか、ぶっちゃけどっちでもいいのだがそんな感じのヒゲを3本ずつ線を引いていった


「ぷぷっ...傑作っ…」


一通り描き終えると竜崎の顔を覗き込んだ
自分で描いたとはいえものすごく気持ち悪い


「月くーん、何してるんですか……?」


笑いを必死で堪えていたが、顔の違和感に気づいたのか竜崎が起きてしまった


「オハヨウ竜崎。鏡見てみる?」

「遠慮しときます・・・てゆうか月くんそれ!その片手に持ってるペン油性じゃないですか!?」


てっきり水性だと思っていた竜崎は月が持っているペンを見てかなりうろたえた


「そうだよ。竜崎なかなか起きないから面白くて…ゴメンね?」


テへvって舌を出して頭をコツンと叩く仕草に竜崎は不覚にも可愛いvVとか思ったけどすぐ我に返った


「どうするんですかコレ?!少なくともニ日は落ちないじゃないですか!」
「ちょっ、竜崎まばたきしないでくれ・・・ぷっあはははは!」


自分の顔を見るなり腹を抱えて大爆笑する月に竜崎は何かがキレた


「ヘェー、そんなに楽しいんですか。だけど月くんだけ楽しむのは不公平ですよね〜?」

「アレ!?竜崎……っ?その片手の物は…って顔が近い!近いって・・・ウワアァァ!!」



月の抵抗もむなしく
に〜っこりと不気味に笑う竜崎によって顔にでっかく『竜崎LovevV』と書かれてしまった


「おまっ……なんつー事書いてくれたんだァァァ!!」

「一回は一回です」

「だからってコレ…僕が竜崎にベタ惚れみたいじゃないか!!」

「事実じゃないですか。言っとくけど私の方がダメージでかいんですよ。」

「うぅ、最悪だ...」





泣きべそかいたところで当然インクが消えるワケでもなく
月は数日の間竜崎にラブラブだという事を捜査官に晒す羽目になった

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