08/10の日記

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マスコット
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「私、つくづく思うんですが・・・」



いきなり竜崎がポツリと呟いた

捜査中のしーんとしていた空間に竜崎の声はよく響き、必然的に全員竜崎に振り向いた



「この本部……華がないですよね?」



突拍子もない言葉だが、みんな白い目を向けるだけで驚きはしない


竜崎の奇っ怪な言動は日常茶飯事だからだ



「…当たり前だろ?男しかいないんだから。華があったらそっちの方が不気味じゃないか」



呆れ口調な月のセリフに一同がおんなじタイミングで頷いた



「で、私考えたんですけど」


しかし竜崎はサラッと聞き流して話を進めた



「やっぱり1人くらいはマスコットキャラが必要だと思います!!というわけで月くん、これつけてください!!!」



期待に満ちた目でいそいそ猫耳カチューシャを取りだして月に差し出した

最初っからこれが狙いだったに違いない



「なんで僕がマスコット!?」

「もちろん月くんにしか似合わないからです!
ネコちゃんになって是非私を癒やして下さい!!」



一部の捜査員も、「月の猫耳姿……見たい!!」という表情を浮かべ、珍しく竜崎の意見に賛成のようだ



「竜崎……その可哀想な脳みそ引きずり出されたいのか?」

「月くんネコは嫌いですか?だったらうさぎバージョンもありますが...」

「滅べ変態!!!」



ブチ切れた月はめいいっぱい恨みを込めて竜崎をキレのいい回し蹴りでぶっ飛ばした


竜崎が用意した猫耳やうさぎ耳、その他モロモロの獣耳がついたカチューシャは、月の手によって焼却処分されることとなった







♪チャンチャン♪
竜崎は底なしの変態だと信じています\(´v`)/

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