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□患者の病が治ったら
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ナミが戻ってきて5日、

経過も良好だしもう日常生活にもさほど支障はないみたいだ。

これもあの医者の的確な処置と

みんなの協力のおかげだ。



ナミが笑顔ならみんなも笑顔になるし


ナミが無事でいてくれて本当に嬉しいんだ。






だけどおれにはひとつだけ




気になることがあるんだ…





「なぁなぁサンジー」


「なんだ?チョッパー」


「ナミが帰ってきてから、ゾロの顔がいつもより怖い気がするんだ…。
なんでだ?おれはナミが帰ってきてくれて嬉しいぞ」


「そりゃあれだ、男の嫉妬ってやつだな」


「しっと…?」


「やきもちってことよ」


「ゾロは誰にやきもちやいてんだロビン?」


「ナミを連れ帰ってきたあの彼によ」


「なんでだ?あの医者はナミを治療してくれたんだぞ?」


「じゃあ聞くがチョッパー、なんであの野郎は敵である小娘を、見返りも求めず助けたりしたんだ?」


「…なんでだろう?」


「ヨホホ、つまりですね…ナミさんのパンツを見たかったか…」


「やめろ骸骨、あながち間違っちゃいねぇが露骨すぎんだろ」


「あ、骸骨だけに?サンジさん…それ私の専売特許…」


「まぁつまりなチョッパー、あの七武海はナミを好きになっちまったかもしんねぇってことだよ。
ほら、連れてきたときキスとかしてたし…明らかにゾロを挑発する態度だったと思わねぇか?
恋人であるゾロが怒るのも当然ってわけだ」


「そうかウソップ。なんとなくわかったぞ!つまりゾロはナミを取られるのが嫌なんだな」


「その通りよ。ナミったらまったく罪な女なの。ふふふ」


「いやおめぇ絶対ぇ楽しんでるだろ…」


「はぁ〜ナミさんの魅力も罪だけど、ロビンちゃんの美しさだって罪だよ〜!」


「いやはや、若いっていいですね」


「アーオ!歌います、青春愛憎歌」


「しかしあのマリモでも一丁前にやきもちやくんだな」


「餅!?餅焼いてんのか!??食わせろサンジー!!」



「「「てめぇはどっからわいてきたんだよ!!」」」
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