novels
□ハートの炎を灯すランプ
2ページ/9ページ
「…あ、サンジくん…おかわりお願いできる?」
「…え?は、はいナミさん。ただいま」
ふぅ〜
みんなの前でなんなのよもう。
昨日の事があるから
変に意識しちゃうじゃない。
そう昨晩、
見張りのロビンを除いた全員が
宴会の後のキッチンで雑魚寝をしている中
航海日誌をつける私の向かいの席で
彼はテーブルについた両腕に顎を乗せて上目遣いでじっと私を見ていた。
「あの…エース?」
「ん?」
「そんなに見つめられると、私穴あいちゃうなぁ〜…なんて」
「ハハ、そりゃあ困るな」
なんたってこんな状況で私に構うのだろう
この男は。
「エースは寝ないの?」
「あぁ、眠くない」
「そっかぁ…じゃあ私航海日誌つけ終わったし、そろそろ寝ようかしら」
「おぅ、一緒に寝るか?」
「…え?」