リク小説置き場
□以心伝心
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ぐぎゅるううううううううううう。
「…腹減ったー…」
「今日はグレイ依頼速攻済ましすぎちゃったんじゃない?」
そう、さっきの豪快すぎるお腹の音を発していたのは、グレイ。
今日明日は、ルーシィの予定がなく、少しでも長く一緒にいたいという欲望のままに仕事をすました結果、朝と昼を抜いてしまうという失態を犯したのだ。
時計を見ると、3時過ぎを指している。
「…なぁ、喫茶店とか行こうぜ…飯もデザートとかも食えるとこ」
本当は、ルーシィの手料理食いたいなーとか思ったのはここだけの話。
…のつもりだったのに。
「え?別にそんな事行かなくてもいいよ!私が作ってあげる!」
ニコッと笑い、かわいらしいエプロンを自慢するかのように見せる。
「え…?何で?」
「何でって…いやなの?」
「いや、そういう訳じゃなくて…」
以心伝心したのか、と聞こうと思って口ごもる。
なんか柄じゃないし、恥ずかしいし。
「まぁいいや!ルーシィの手料理の方がくいてえ!!」
「うん!」
そそくさとキッチンに向かい、そして「あ、忘れてた」と言い戻ってくる。
「何を?」
「以心伝心、してたわよ」
完
あとがき
うをおおおおおおおおお!!!!!!!!
恥ずかしっ!そして恥ずかしさをカバーするあまり余計恥ずかしい作品に…!
これでよければどうぞ汗