11/18の日記
20:43
いきました!!
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19:47
11月5日続き(番外編)
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大学生峰さん×中学生良ちゃん
今回は本編よりも昔の話を一つ。
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僕が大輝さんを好きになったのは、八年前…幼稚園の年長さんだった頃に遡る。卒園式を目前に控えた、ある休日のこと…
僕は近くの公園で、友達と遊んでいたんだ。確か……おままごとをしてたかな、僕は末っ子だった。そこに、同じクラスのつがわくんが近付いてきたんだ。
「なあ、さくらい」
「なぁに?つがわくん」
「ちょっとたって」
「いいよ」
僕は立ち上がって、つがわくんの前に止まった。でも、彼は何かをするわけでもない。どうしたんだろうと首を傾げた、次の瞬間
バサッ
「へっ…」
「わはは!くまさんパンツだ!」
穿いていたプリーツスカートを、つがわくんは思い切りめくってきたのだ。一瞬後に現状を把握した僕は、
「、ひっく、ふぇ……うぇぇええん!!」
驚きと恥ずかしさのあまり、わんわん泣き出してしまった。つがわくんは人の嫌がる顔を見て喜ぶ、ちょっと変わった子だったから、泣き喚く僕にますますちょっかいをかけてきたし、つがわくんと一緒にいた子達も便乗して、僕のスカートをめくろうとしてきたんだ。
今考えるとそれほどでもなかったけど、その時の僕にとっては絶体絶命のピンチだったんだ。一緒におままごとをしていた友達はとおせんぼされていて、まさしく孤立無援だった。
「たす……けて、…!」
震える涙声で祈った。
そうしたら、現れたんだ。ヒーローが。
「こらテメェら!なに良を苛めてんだ!」
「うわぁ!?あおみねだ!」
「女泣かして、笑ってんじゃねぇよ!!」
「にげろー!!」
夕焼けの日差しを浴びながら、僕を背に庇ってくれた大輝さん。
「良!大丈夫か!?」
「だ、だいき、しゃ……ふぇぇえん!」
「いったい何があった?」
「す、すかーと……めく、られて……ひっく、」
「あー……まあ、俺が来たからには、もう大丈夫だからな」
温かくて優しくて、そして大きな大輝さんの手が、僕の髪を慈しむように撫でてくれて、それはまるで、おとぎ話の王子様の手のようにだったんだ。
ドクッ、ドクッ、ドクッ
(…なんか、へん……ドキドキして、顔……あつい………)
大輝さんの懐の中で、僕はぼんやりとしながら考える。そんな僕の様子を不審に思ったのか、大輝さんは僕の顔を覗きこんできた。また、ドクッ!と心臓が跳ねる。
「…良、なんか顔赤い……も、もしかして、熱でも出たんじゃねぇのか!?」
「うん………かお、あつい……です…」
「高熱じゃねぇか!!すぐ帰るぞ!!」
ひょいっと大輝さんに抱き上げられて、僕は彼の服を掴んで、くてっと頭を預けた。そうしたら、大輝さんはまた僕を撫でてくれて、また心臓がドクッとして。
もっとしてほしくて、僕は大輝さんに擦り寄っていた。
こういうわけで、僕は大輝さんを好きになった。まあ、大輝さんは何にも知らないだろうけど……
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友情出演、津川くん。単にモブより良い性格してるから登場
しかし、幼稚園生にも全力な青峰氏十二歳とはこれいかに。
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