しゅごキャラ！
□嘘をついてもいい日
2ﾍﾟｰｼﾞ/5ﾍﾟｰｼﾞ
「…で、その話を聞いた後に俺に騙されてやれと？」
「エルは嘘が嫌いなんですっ！でも阻止できなそうだったのでこうして伝えに来たんです！」
「別に伝えてくれなくても…先に知ってたら俺明日リアクションしにくいじゃんか…」
空海の家には今来客が来ている。
それはさっき楽屋を飛び出したエルで、歌唄の計画を知らせに来たらしい。
「歌唄ちゃんが『ショック受けて死なないかしら』って心配してたんです！」
「俺今、明日どんなリアクションとっていいか分からなすぎて死にそう。…ったく、歌唄が嘘つく気ならこっちにだって考えはあるぜ…」
歌唄ほどではないが(←)黒いオーラを出す空海にエルは焦った。
「う、嘘はダメなんです！」
「no problemだぜ」
「problemありありないんです〜！！」
「歌唄のその嘘に乗っかってやらぁ！」
「エルは歌唄ちゃんを説得してほしくて来たんです！」
膨れて怒るエルに空海は笑った。
「歌唄が楽しそうにしてるんだったら、それに付き合ってやろうじゃんか、な！」
明日が楽しみだ、と言う空海を見てエルは一人沈んでいた。
「相談する相手を間違えましたぁ…(泣)」