しゅごキャラ!
□それぞれのバレンタイン
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空歌
歌「お疲れ様でした。(はあ…やっと終わったわ…ちょっと流石に休みなしで仕事はキツかったかも…)…ううん、今が大事な時、頑張らなきゃ…」
空「それもそうだけど、頑張りすぎもよくないんじゃねぇか?」
歌「空海…!?なんであんたここにいんのよ…!」
空「久しぶりに恋人に会って第一声がそれかよ!!……ったく、三条さんが気遣ってくれて呼んでくれたんだよ、『明日も仕事だから、支障ない程度に会ってあげて』ってな」
歌「はあ!?なんでそんなこと…」
空「……歌唄、」
歌「…なによっ」
空「今日はなんの日だ」
歌「は?今日?…えぇっと、たしか2月14…日……って…あ…」
空「……バレンタイン」
歌「あ……悪いわね、仕事でその…完全に忘れてた…わ…」
空「…結構楽しみだったんですけど(むすっ)」
歌「うっ…し、仕方ないでしょ!あたしだってその…作る気だったわよ…っ」
空「……!!」
歌「……っ、悪かったわね…帰りに何かチョコ買ってあげるわ、それで…」
空「歌唄、手作りちょうだい?」
歌「なっ…!無理言わないでよ…!今から手作りなんてできるわけないでしょう?!」
空「今日じゃなくていいから、一ヶ月後にちょうだいよ、歌唄の手作り」
歌「はあ?な、なに言ってんのあんた…一ヶ月後って、ホワイトデー…」
空「ほら、(ぽいっ)」
歌「きゃっ(ぽとっ)…ちょ、なにこれ…チョコ…?」
空「こんなことだろうと思ってたぜ。だから、逆チョコ!今年のバレンタインは俺からのチョコで、な?」
歌「……ふんっ!ま、まあ、いいんじゃない?お子様のくせにいい考え…んぅ(ちゅっ)」
空「………、歌唄…それ禁句だって」
歌「……まだ三回言ってないんだけど」
空「…ふっ、ま!いいじゃん?俺がしたかっただけだっつーの」
歌「なにそれバーカ」
空「んな…!!バカって言うなバカって!」
歌「バカはバカよバーカ」
空「バカって言うなってば!」
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