むやみに仕事を与えないで下さい
□相談事
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『あけおめ!』で気弱な副会長さんが受けた相談のお話です。
り「あむ!あむ!早く〜。生徒会遅れちゃうよ〜!(もう遅れてるけど!)」
あ「ま、待って…」
「…あの!」
り「うわぁ!びっくりした!…ぶつかるかと思ったよぉ…」
「ご…ごめんなさい…」
あ「あの、大丈夫です。私たちが廊下走ってたのが悪いですし…」
「本当、驚かせてしまってすいません…」
り「えっと、君は…一年生だよね!どうしたの?何かあったの?」
「あ、いえ、その…実は日奈森さんにお話が…(モゾモゾ)」
あ「え…っと、わ、私…?」
「はい…」
あ「(何で私なんだろ…、でもこの子少し神妙な顔してるし…、もしかして…)…りま、先に行っててくれないかな。私後からちゃんと行くから…」
り「え、あ、うん!わかった!じゃあ唯世たちにも言っておくね!」
あ「うん、ありがとう」
タッタッタッタッ…
「あの、急にすいませんでした…」
あ「ううん…気にしないで大丈夫だよ。それより、どうしたの?悩み事があって来たんだよね…?」
「え、あぁ、はい!」
あ「ふふ、やっぱり…!」
「あの、その、悩みといいますか…質問なんですけど…」
あ「はい…?」
「……っ、ひ、日奈森先輩!!」
あ「…っ(びくっ)」
「ああああの、結木先輩から、恋愛のこと何か聞いてませんか!!?」
あ「えっと、何かって…?」
「ほんと少しでいいんです。こんな人がタイプとか、誰かのこと見てカッコいいって言ってたとか、むしろ好きな人がいるとか…。聞いてたら、おおお教えてくれませんか…!!お願いします!!!」
あ「(そっか、この子…)ごめんね、力になってあげたいんだけど…私は聞いてないかな…」
「そう…ですか…」
あ「じゃあ、私少し聞いてみるね…?」
「!?いいんですか!」
あ「うん。だからまた今度生徒会に来て?」
「はい!ありがとうございます!」
あ「ふふっ」
「??」
あ「本当にややのこと、好きなんだね…(くすっ)」
「………は、はい…///」
あ「(可愛いなぁ〜…)」
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