Second love 〜初恋の人に似てる君〜

□隊服おひろめ。
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あれから六日後…。



「出来たわよ〜!」



「「「「…!!」」」」


「早く来なさい!もう、美流ちゃん!」

「で〜も〜…」

「…まったく…!」




グイッ…




美流を無理矢理みんなの前に引っ張り出したルッス―リア。

照れる美流を見た幹部たちの反応は容易に想像できるもので。まぁ、ゆでだこみたいになっていた。



「ねぇ…スカート短くない?」

「いいのよ。これくらい短くて!」



美流の隊服は、高校の制服みたいにブレザー仕様で、コートはみんなとおそろいのを右前に直してあった。靴はブーツ。ただ、スカートは太ももの真ん中くらいまでの丈だった。



「姫かわいいっ♪」

そう言ってベルは、美流に抱きついた。



「う゛おぉい!ベルぅ!!」

「先輩、何してるんですかー!」

「ドカスが…」

「ししっ、冗談だって…」

「冗談って…嘘ってコト…?」

瞳をうるませ、上目遣い。ヴァリアー幹部は単純で。


「ねぇ…ベ、ル…?」

「うっ…い、いや…そういうわけじゃ…」






(本当…ルッス姐さんの言う通り…。上目遣いって効くんだ…)


その時、ルッスーリアと美流が軽く目配せしていたことに、誰も気がつかなかった。





――――――――――

なんで気づかなかったって、それはみんな美流さんに見惚れてたから…。

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