Second love 〜初恋の人に似てる君〜

□かくれ鬼。
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さぁ、あれから10分経って…始まりました、かくれ鬼。

鬼はツナ。

ベル、フラン、獄寺、美流が逃げます。(クロームは用事で棄権。)






「この階って言っても広いからなぁ…」



ツナは地道に一部屋一部屋探しています。
…と、今探し終えた部屋から、カタンッと音がしました。



「…?棚の方?」

(やっべぇ…)




ツナが少し大きめの引き出しを開けると…そこには獄寺が…。




「獄寺くん!?あ…みーつけた!」

「10代目…かくれ鬼だからタッチしなきゃダメなんですよ」

「あ、そっか。はい、タッチ!」




ツナがタッチしようとした瞬間、獄寺は、さすがの反射神経でスッと避け、飛び出しました。




「すいません、10代目!けどオレ、負けたくないんです!」

「あ、獄寺くん…待って〜!!」

「待てません!」



結局振り切られてしまったツナは、仕方なくさっきのように、部屋を探していくことにしました。



「見つからないなぁ…。何でこういう時に超直感、使えないかなぁ…」

(うわ…来ちゃった…)


「あれ?この紐って…」



そう。またもや、同じような造りの棚の中に誰かいるようです。
誰か…と言うか、美流の着ていた服の紐が出ていたから美流なのですが…。


(こうなったら…。コレも作戦だよね!)


美流はバンッと、勢いよく扉を開けると、ダッシュで逃げ出しました。




「あっ!」

「ごめんなさいっ!」

「ま、待って!」

「やだよ〜!!」





そのまま普通の鬼ごっこになった、ツナと美流。




(さすがにこのままじゃまずいな…。体力消耗してきた…。だったら、いちかばちか…)

「はぁ…はぁ…はぁ…(美流ちゃん…速いよ…)」




「ベールー!フランー!助けて〜!Help me!」

「ししっ、仕方ねーなぁ…」

「仕方ないですねー」





すると、二人ともどこに隠れていたのか、やって来ました。

…が、二人同時に来たため、またいつものように…




「ベル先輩、何しに来たんですかー?」

「それはこっちのセリフだっつの!」

「もー…ケンカしないの!どっちかがおとりになって?じゃ、ジャンケンポン!」







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