Second love 〜初恋の人に似てる君〜

□死の危険。third
1ページ/2ページ




みんなが任務に行ってしまって暇だった私は、京子ちゃんとハルちゃんと一緒にお買い物に行った。


「今日のご飯は何にしようか?」

「やっぱりスタミナのつく料理がいいですよね!」

「…餃子とか?」

「いいですね!餃子!」

「そうだね。じゃぁ餃子にしようか!」



と、言うわけで…私の思いつきにより、夜ご飯は餃子に決まった。





「何人分作ればいいですかね?」

「ツナくんと、獄寺くんと、山本くんと、お兄ちゃん…」

「ランボちゃんと、イーピンちゃん、クロームちゃん、リボーンちゃん、ビアンキさんと、フゥ太くんですねー。あと…」

「ヴァリアーのみんなが、私を含めて7人。20人分くらいあれば足りるかな?」

「うん。じゃあ、野菜とか買おう!」




そんな感じで沢山買い物して、アジトに戻った。


「ふぅ…重かったでしょ、美流ちゃん」

「ううん。鍛えてるから、そうでもなかったよ」

「はひ!すごいです〜!」




そのまま料理も手伝おうとした時、リボーンが呼びに来た。



「今、任務に行っているヴァリアーから通信が入ってな。美流を呼べと言ってきた」

「私を?なんだろう」






大きな画面の前に立つと、スクアーロの顔がアップで映った。


「う゛お゛ぉい、美流!落ち着いて聞けよぉ…」


すごく真剣な顔だったから、いい知らせでないことは分かった。



「…なに?どうしたの?」







「……ベルが……撃たれた……」








「…は?今なんて…」

「だから、ベルが撃たれた!出血がひどいから今そっちにルッスとフランで運んでる。AB型の血を、用意できたらしといてやってくれ」

「分かった」

「じゃあな。…美流を頼む」

「あぁ」






私は、放心状態で突っ立っていた。ベルが撃たれた?

そんなまさか。だってベルは王子で…天才で…。

あの時だってケガしないって言ってたもん。



「…嘘…だ。嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だぁ!!!!」

「美流!落ち着け!」



リボーンのその声で、私は正気に戻った。



「とりあえず輸血を用意するぞ。アジトにいるやつに片っ端から聞いていけ」

「……うん」






.
次へ

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ