Second love 〜初恋の人に似てる君〜
□いじわる。
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食器の片付けをしていると(自分とベルのだけど)フランがやって来た。
「美流ー。堕王子の所に一緒に行きましょー」
「え?なんで一緒に?一人で行ってくれば?これが終わったら私も行くよ」
「ミーが堕王子と二人だとケンカになるんですー。美流も知ってるでしょー?」
「あー…。じゃあ、ちょっと待ってて」
「はーい」
片付けを終わらせて、フランと並んで歩いていった。
すると、途中でレヴィさんに会った。
「フラン…スクアーロが探していたが…」
「カス鮫隊長がですかー?もしかして、ベル先輩がいないからって、ミーが一人で任務とかー?」
「…それは知らんが…」
「チッ。使えねーな…変態雷オヤジのくせに…」
「なぬっ!フラン…貴様ぁ…」
フランの毒に過敏に反応したレヴィさんを完全無視して、フランは私の方を向いた。
「と、ゆーわけで、ミーはカス鮫隊長の所に行ってきますー。美流から先輩にこれ、渡しといてくださーい」
「りんご…?」
「お見舞いにはりんごだって、ししょーが言ってましたー」
「そっか。じゃあ、渡しとくね!」
フランからの預かり物(りんご)を持って、ベルのいる医務室に入った。
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