Second love 〜初恋の人に似てる君〜
□スクアーロとお買い物。
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ご飯を食べ終わってから、買い物に行こうとすると、スクアーロに会った。
「どこ行くんだぁ?」
「んー?ちょっと100均に行こうかなと…」
「こんな時間に一人でかぁ?」
「うん」
「ダメだ」
「えーっ!」
私が困ったような顔をして俯くと「…仕方ねぇ…。ついて行ってやる」と言ってくれた。
「やったぁ!ありがとう!」
行くまでに、私がいつ、ベルのことを好きになったのか…という事を聞かれた。
「いつ…って言われても…」
「どうなんだぁ?」
「意識し始めたのは最初…ほっぺにキスされたとき…かなぁ?あ、でも…特訓の後、包帯巻いてくれた時かも…」
「そうかぁ…って、ほっぺにキス!?そんだけかぁ?」
「そんだけって…。日本じゃ挨拶でキスなんてないもん」
「あぁ、まぁなぁ…」
そうこうしているうちに、100均に着いた。
「あ、ここだよ」
「ったく…何が買いたかったんだぁ?」
「これだよ、これ!」
「あ?コレ…かぁ?」
「アジトのみんなには秘密ね。もちろん、ヴァリアーのみんなにも。二人の秘密」
「あぁ…分かった。秘密…な」
私はソレを買うと、スクアーロと二人、暗い道を並んで帰った。
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