Second love 〜初恋の人に似てる君〜

□秘密ご飯。
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「とりあえず、冷蔵庫に入れとく!」

「何で?今食えばいいじゃん」

「そ−ですよー」



だってどっちか食べたら絶対ケンカするじゃん!なんて言えないし…。


「だって太るもんっ!ってな訳で、スクアーロのを食べまーす!生ものっぽいし?」

「ま、いっか。姫、王子にもちょうだい♪」

「ミーにもくださーい」

「いいよ!ねっ、スクアーロ?」

「お、おぉ…」
(本当は美流と二人で…)



「じゃあ食べようか!」


(ま、美流が嬉しそうならいいかぁ…)


「スクアーロ?どしたの?」

「な、何でもねぇぞぉ!」

「ばっか!うるさいとオカマが…」




ベルがそう言ったときだった。


ガチャっと音をたててドアが開いた。


「んもぉ!うるさいわよ〜!寝れないじゃない!」

ルッス姐さんが入ってきた。
夜中に黙ってこんなもの食べてたのがばれたら相当怒られるだろう。


「…!!」


とっさにフランがカルパッチョを幻術でトランプに変えた。



「…トランプするなら静かにやってよねぇ…。あー、お肌に悪いわ〜…」




ルッス姐さんが部屋から出ると四人ともハァーっと、ため息をついた。



「危なかったぁ…。フランがいてくれて助かったよー」

「でしょー?」

「うん!さ、さぁ食べよう!あー、おいしそー!」



そんな事言って照れ隠し。フランがいきなり笑うから。
初めて見た笑った顔。ドキッとしちゃった。
ま、食べたかったのも事実だけど…。




そのまま、深夜まで食べながら話していた。


「あーあ。太っちゃうなぁ…」

「別にいいんじゃね?」

「ダメだよ〜。動きが鈍くなるじゃん。今度は敵に刺されたらどーするの?」

「美流…」

「あ、いやー…別にあれだけど…。えと…もうお開きにしよっか!ケーキはまた明日!おやすみ〜!」

「おぉ…。おやすみ…」

「おやすみなさいー。美流」

「おやすみ、姫♪」




半ば強引に部屋から出て行かせた。眠かったんだ。
何せ2時くらいだったんじゃないかなぁ…。みんなは夜の任務とかあるらしいし、慣れてるかもしれないけど…。




私はいつから任務に出るんだろう…。
そうなったら人を…殺さなきゃいけないんだよね…。




そんなことを考えているうち、私は眠りの世界へと入っていった…。





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