Second love 〜初恋の人に似てる君〜

□かくれ鬼。
2ページ/2ページ




走りながらのジャンケンは、フランが負けた。


「あーあ。負けちゃいましたー」

「よっし、カエル。行ってこい!」



ドンッ!



「うわっ!ちょっと先輩、突き飛ばさないでくださいよー」

「姫、行こっ♪」

「うん。フラン…ごめんね…?」

「別に平気ですよー。ミーには奥の手がありますからー」

「……?(奥の手…?)」





「さて、ここはボンゴレのアジトですからねー?…ちょっとずるいかもですけど、仕方ありませんねー」

「……?あれ…どこ行った?建物の中なのに霧が…って、これ幻術!?」




見事にフランに逃げられたツナだった…。








時間は刻々と過ぎ、約束の一時間まで、残り五分となった。


「このままだったら逃げきれるね」

「しししっ、そーだなっ♪」

「捕まった人いるのかな?獄寺さんとか、フランとか、大丈夫かな?」

「あの爆弾ヤローは知らねぇけど、フランはヴァリアーだぜ?こんなんで捕まってたら幹部降ろされるっつ−の。どーせ幻術でも使って逃げたんだろ」

「あ〜。なるほどー」

「うわー…ベル先輩、何で分かったんですかー?気持ち悪ー」




ベルの解説に美流が納得していると、いきなりフランが現れた。


「お前の奥の手っつったら幻術くらいだろ。つーかいきなり現れんな!」

「はいはい、ケンカしないっ!」





そのまま二人が口論しているうちに五分が経ち、かくれ鬼は美流達の勝利となった。







.
前へ

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ