Second love 〜初恋の人に似てる君〜
□朝ご飯。
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次の日。
「おはよう!」
早く目が覚めた私は、食堂に向かった。
「あ、美流ちゃん。おはよう」
「おはようございます!」
「おはよう。…早いね。もっとゆっくり寝てていいのに…」
そこにはすでに京子ちゃん、ハルちゃん、クロームちゃんがいて、朝ごはんの準備をしていた。
「んー…なんか目、覚めちゃって…。何か手伝うことある?」
「じゃあ卵を割ってもらっていい?」
「私も手伝う。数、多いから…」
「ありがとう。で、何個?」
「40個…かな。大体、人数×2だから…」
「ボウル分けなきゃだね…」
「4つくらいに分ければいいよ。10個ずつ入れて…」
次々にボウルに卵を割り入れていく。
それにハルちゃんが調味料を入れ、かき混ぜる。
それを京子ちゃんが上手く分けながら焼いていく。
「オムレツだね!おいしそう〜!」
「7時かぁ…そろそろだね…」
「ですね。じゃぁ、後の準備は私が…」
「お願い!」
「…なに?」
「朝ご飯ラッシュだよ…」
「え?」
そう言った時だった。扉が開いたかと思うと、ツナと獄寺さんと山本さんと京子ちゃんのお兄ちゃんが入ってきた。
「はい。みんなのご飯、できてるよ」
みんな続々と席に着いて、全員で「いただきます!」と言って黙々と食べ始めた。
「すごいね…」
「毎朝こう。朝から修行してるから…」
「おかわり!」
「いっぱいありますから沢山食べて下さいね!」
食堂に来てから20分くらいしか経ってないのに、みんな、ごちそうさま!と言って出て行った。入れ代わりでヴァリアーのみんなが入ってくる。
「うわー、忙しい!」
「美流ー、堕王子の分のご飯はどうするんですかー?」
「後で私が持ってくよ?」
「そうですかー。堕王子に何もされないで下さいねー?」
「はいはいっ」
ヴァリアーのみんなも食べ終わったところで、やっと私たち。ビアンキさん達が入ってきた。
「あ、君が美流ちゃん?」
「え…あ、はい」
話しかけてくれたのは私より何歳か年上っぽい男の子だった。
「初めまして。フゥ太っていいます。よろしく」
「あ、初めまして。緋色美流です」
「じゃ、飯にすっか!」
リボーンはもうすでに席に着いていた。
「あ、私、ベルと一緒に食べるよ。だから持ってくね。もう8時だし、お腹すいてるとおもうの」
「うん。じゃあ…はい、二人分!」
「ありがとう」
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