愛は憎しみに勝つ!
□新・雲の幹部。
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「ここが…ヴァリアーのアジトですか…」
今日からここでお世話になるんですね…。
何て言って入ろうかと門の前で悩んでいると、
「誰だぁ?」
後ろから声をかけられました。振り向くと、長髪な男の人…。たしか名前は…スクアーロさん。
「あの…今日から雲の幹部としてここに配属となった桐生エリナと言います…」
「…!?お前がかぁ?」
「はい…」
私…何か変なこと言ったかしら…?
「まぁいい。入れぇ」
「はい」
言われるままに中に入りました。
「あら、スクアーロ。おかえりなさい。…誰?その子…」
「アホのロン毛隊長の女ですかー?」
「ししっ、それはねーだろ。だってスクアーロだし♪」
「それもそーですねー」
「てめぇら…どういう意味だぁ…」
何か…勝手に話が進んでいるのですが…。ていうか、幹部の人達ですよね。えっと…たしか、ルッスーリアさんと、フランさんと、ベルフェゴールさん。
どうしたらいいのか分からなかったから、とりあえず黙っていたら「自己紹介しろぉ」と言われたので、
「今日から雲の幹部になりました。桐生エリナです。よろしくお願いします」
とだけ言いました。
「きりゅう…えりなさん…ですかー?」
「ジャッポーネの人?」
「あ…はい。一応…半分は…」
「半分?…って事はハーフ?」
「はい。父がイタリア人なんです」
「う゛お゛ぉい!…お前らも自己紹介しやがれ!ったく…」
「そういうアホのロン毛隊長はしたんですかー?」
「あ゛ぁ?…い、いや…」
「自分もしてねぇのにコーハイに先にやらせんの?センパイ」
「うるせぇ!…オレは、スペルビ・スクアーロだぁ」
「ちなみにあだ名は、アホのロン毛隊長とー…」
「カス鮫な♪」
「はぁ…(?)」
「いらん事教えてんじゃねぇ!」
「私はルッスーリアよぉ♪よろしくねん」
「はい」
「オレはベルフェゴール。ベルでいいから」
「ミーはフランですー」
「よろしくお願いします」
噂で聞いてはいましたけど…何だか個性的な人たちみたいです…。
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