Second love 〜初恋の人に似てる君〜
□出会い。
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彼達とは、ある日の学校の帰り道で出会った。
ドンッ
「痛った…」
「痛ってっ!」
「うわー。先輩、ダッサー。…そっちの人は大丈夫ですかー?」
「あ、大丈夫です。すいません」
私がぶつかったのは、金髪にティアラをのっけた人。隣にいたカエルのかぶりものの人が大丈夫かと聞いてくれた。
「…お前、その右手のブレスレット…」
「えっ?」
不意にそう言われた。
確かに私は右手にブレスレットをしてる。けど、これがなんで?
「しししっ、おい、カエル。こいつじゃね?」
「多分そうだと思いますけどー。ミーはカエルじゃありませんー」
急に金髪ティアラが笑い出して、それに不機嫌そうに答えるカエルくん。
話が全く見えないんですけど…?
「あの…あなた達は一体?」
「ししっ、自己紹介がまだだったしっ」
「ミーはフランですー」
「オレはベルフェゴール。ベルでいいぜ」
どうやら、金髪ティアラがベル。カエルのかぶりものの人がフランというらしかった。
「ま、そーゆーワケだから、ちょっと来てもらうわ。しししっ」
「どーゆーワケですか」との質問もできないまま、急にみぞおちを殴られた。
…私は気を失ってしまった。
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