dream Nobel KurokonoBASUKE

□第6話
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「今日は随分と機嫌良いな」


『今日からマネージャーの仕事開始だから!』


「さつきもスゲー喜んでたぜ」


『私頑張るよ!』

拳を作って見せると大輝も拳を作って
私と拳を合わせた


「あんま無茶すんなよな」

『もー死ぬほど朝 修ちゃんに言われた』

「朝 一緒に来たのか?」

『そ!何か今日から一緒に登校することになった』

「…ふーん」

『どーした大輝?』

「別に何でもねーよ」








そして待ちに待った放課後




「私が名無し2に仕事教えることになったよ」

『よろしくねさつき!』

「じゃぁとりあえず主将の所に行こっか」

『りょーかい』





-体育館-



「ハァ!?あのくそ女マネージャーになんのかよ!」

「灰崎うるさいのだよ」

「俺は嬉しいよ〜」

「アイツ張り切ってたぜ」

「お昼からソワソワしてました」

「赤司お前はどう思っているのだよ」

「彼女は興味深いよ」

「赤ちんが興味示すなんてめずらしー」

「別にそんなことないさ」



「主将名無し2連れてきました」

「失礼します」



入り口を見れば一軍のマネージャーの一人である桃井さつきと

先日、ちょっとした騒動を起こした少女

体育館が少しざわめいた

だがそれもすぐに主将の一声で静かになる



「今日から一軍のマネージャーの名無しさん名無し2だ」

『宜しくお願いしますッ!』


そう言って頭を下げると拍手された

すると一人の部員が手を上げて質問した


「主将と知り合いっぽかったっすけど、」

皆が疑問に思っていたことだ



「幼馴染みだよ」

「「「「えーッ!!??」」」」

『ビクッ』

あまりに大きい声で驚いた私の肩に手をおいて

修ちゃんは続ける

「なんかしたら…ぶっ飛ばす!以上!」



シーン



『…?』

「オラ話は終わりだ 練習戻れ」

「「「「…ハッハイ!!」」」」


「桃井から仕事教えてもらえよ」

『うん 頑張って覚えるね』

「あー、後呼び方」

『やっぱ修ちゃんはマズイ?』

「俺は別にいーけど周りがな、」

『じゃぁ主将って呼ぶね』

「二人の時はいつも通りでいーからよ」

『うん!わかった修ちゃ、主将!』

「本当にわかってんのか?」

笑いながらそう言ってくる修ちゃ、主将

『わっわかってる!』

「じゃー桃井の所にいけ」

『はい!』



「名無し2いくよ〜」

『はーい!』




桃井と私がいなくなった後

体育館



「主将があんなこと言うとは思いませんでした」

赤司が主将にそう言った

「アイツ無防備なんだよあん位で丁度いーんだよ」

「そうですか」

「…まぁ、もー手遅れっぽいわ」

「?」

「スゲーのに興味持たせちまったみてーだし」

「誰の事ですか」

「お前含めた1年」

「俺は只の友達っすけど」

「俺は〜友達?」

「俺は苦手です」

「ウゼー女」

「…だそうですよ」

「どーだかな」



チラッと1年を見てまた主将は
練習を再開した
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