長編

□深緑の輝きは癒しと未来を創る光
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ヴィヴィオside

St.ヒルデ魔法学院初等科・中等科棟 図書館

今私は図書館でさっき送ったメールの返信を待っています。

送ったのは教室で撮ったリオとコロナの記念写真。

パパとママ二人は勿論、ママのママの桃子さん(お祖母ちゃんと言ったら何故か士郎さんが首を閉められていたのでそう呼ぶのは止めた。)、ギンガさんとパパの友達のヴァイスさん含めた元機動六課の皆さん、聖王教会のカリムさんとセイン、無人世界カルナージに住んでいるルールー、ストライクアーツを教えてくれるノーヴェです。

皆さんのおかげで今でもヴィヴィオは元気ですという感謝を込めて……。

次々と「仲が良いね」とか「いい友達見つけたね」とか「いい友達見つけたね」など返信が返ってくる中で、二ールパパから返信が最後に返ってきた。

「その子たちか、ヴィヴィオがいつも楽しそうに話していた友達は。いい子たちじゃないか。実は近々1日休みが取れそうなんだ。」

と私がパパのメールの内容を読み上げたら、

「ねえねえ、私ヴィヴィオのお父さんに会ってみたいな!」

「私も会いたい!」

とリオとコロナが食いついてきた。

「だって、お母さんの事を話す時のヴィヴィオは楽しそうなんだけど、お父さんの事を話すと決まって目が輝いてるんだもん。」

「だから私もリオもどんな人なのか実際に見てみたいんだよ。」

わ、私そんな風に見えたんだ。うわ〜、ちょっと恥ずかしくなってきた……。

でも、本当に二人とも私の憧れ。

だから私もそんな二人のようになれるよう、毎日頑張っている。

最初は独学だったけど、今はノーヴェと一緒に修行をやっている。

そういえば、ママがメールで「早めに帰って来るとちょっと嬉しいことがあるかもよ」って言ってたんだっけ。

帰った後が楽しみになってきた!


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