長編

□深緑の輝きは癒しと未来を創る光
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ライルside

終わった……本当に、終わった。

奴ら、ELSの母体が集まって黄色の中東に咲いている花の形に変わった事で戦いは終わった。

つまり刹那が対話を成功させたという事だ。

本当にギリギリ、俺のサバーニャは武器は右手のライフルビット一つのみで左腕も右足もない半壊状態だった。

「ふう、お疲れさん。」

俺をサポートしてくれた青ハロとオレンジハロに労いの言葉を伝える。

<<オツカレサマ、オツカレサマ。>>

「他の皆は?」

<ロックオン、大丈夫?>

「フェルトか、俺は大丈夫だ。そっちとアレルヤは?」

<トレミーはクルーは無事だけど、艦がもう使い物にならないの。あとアレルヤとマリーさんも無事だけど、ハルートは大破しちゃったんだって。>

ということは、今動けるのは俺の機体だけか。

「刹那はどうした?」

と刹那の事を聞いた途端、右側のモニターから制服姿のティエリアが映った。

<刹那はELSの母星へと対話をする為に旅立った。おそらく戻ってくるのは50年は掛かるだろう。>

その頃じゃ俺はもうじいさんになってるか死んでるかだな。

「そうか。なら今からアレルヤたちを拾ってからトレミーの皆を……何だ!?」

サバーニャを移動させようとしたその時、突然目の前にブラックホールのようなものが現れ、機体ごと飲み込まれていった……。



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