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□キミは死者になりました
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やたら突っかかってるくるあいつとは仲が良かった。

何かある度に喧嘩を売ってきて、買ったら派手に暴れまくってた。
一段落ついたらお互い血を流しながら笑い合って、昼間から一緒に爆睡して、起きたら夜。一緒に酒を飲んで、けんかして、また暴れて。

そんなくだらない毎日が当たり前。
まさか、こんな日々に終わりが来るなんて思ってもみなかった。

「……ウヴォー」

途絶えた連絡。見かけない姿。仲間達の気遣い。
いつまで待てば、またあいつと暴れられるんだろう?

「ナマエ、多分、ウヴォーはもう…」
「言わなくていい!」

パクノダの声を遮る。優しいパクノダ。ごめんなさい、聞きたくないんだ。その可能性を否定したいんだ。

失って、初めてその存在感の大きさに気づく。
ウヴォーが好き。これは恋ではない、断言できる。でも、本当に好き。
きっとこの気持ちは忘れない。ウヴォーと過ごした記憶は忘れない。例え、色褪せようとも。

「……ごめん、パク」
「気にしないで」

頭を撫でる優しい手に目を閉じる。

「ウヴォーを殺したやつを殺したい」
「みんなそう思ってるわ」
「絶対……絶対、殺してやるっ」

復讐を誓う。闘争心の強さは、あいつには負けるけど。

今となっては、この憤りが、あんたと私の唯一の繋がり。





キミは死者になりました
(別れの言葉も言わせてくれない)

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