長編

□第一章
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『ぐ、っはあ…はあ…』

アリスはひたすら闇を走っていた。

「ボクから逃げ切れると思ってるの?」

次々に攻撃か飛んでくるが避ける力が残っていないため当たるしかない。

『チッ…私が逃げれないわけが無いだろう』

 するとアリスが光り出し辺りが真っ白になった。

「しまった!」

 それは目くらましだった。
 見回してみたが誰もいないアリスは逃げたのだ。

「フン…あれだけの傷を受ければ流石に暫く歩けないだろうな…」

そう言ってアリスを追っていた男は消えた。
 
 
 
 
 
 
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 そして此処は奥州は米沢城、城下町との間にある森、其処に奥州筆頭 伊達政宗はいた。

「やっぱり、部屋に籠もって執務なんて俺には合わねぇな」

バタン!

「??!!なんだ?!」

なんと人が血だらけでうつむせにねていた。
そして政宗の事に気ずいたのか焦点の合わない目で見つめたがすぐに気を失った。
 
 
 
 
 

 
 
 

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『ん……?』

 アリスは気が付くと同時に起き上がった。
肩や背中に凍てついた空気が纏わり付く。
見たこともない部屋だった。
そして自分の腕や手を見ると包帯などで丁寧に手当てしてあった。

『いったい誰が…』

(それに此処は何処だろう…)


「大丈夫か?」

『?!』

 声がした方を見た。
すると眼帯を着けた男が真っ直ぐアリスを見つめていた。

『うあっ…!』

アリスは驚いて本能的に立ち上がり逃げようとしたが傷だらけの体は付いていけず倒れそうになった。

「おいっ!無茶するな!」

 男が倒れそうになったアリスを支えるため抱きしめる。

『なっ…!/////』

「Your name?」 (あんたのなまえは?)

 男がアリスの耳元で呟く

『ちょっと待て!顔が近い!!』

「早く名前を言わねぇとこのままkiisするぞ?」

アリスの話しをスルーしてどんどん近づいてくる。

『やめて!来ないで!離して!』

抵抗しようとする度に、怪我した腕や脚、身体全体に激痛が走り抵抗出来ない。
そして相手は男だ、女でも体格が小さい方のアリスではとても敵わない


「嫌なら早く言わねぇと本当にkiisしちまうぜ良いのか?」

『わかったから私はアリスよ!アリス!』

「アリス…で終わりか?」

すると離してくれると思ったが離してくれない。

「俺の名は伊達政宗だyou see?」

『は?……?!』

行き成り政宗が額に口付けをした。

『……怪我人になんて事するんだ!』

「wath’!? 」
行き成り抱きしめてきたかと思えば額に口付けしてきた政宗にカチンときたアリスは政宗を思いっきりグーで左頬を殴った。
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