小説
□4月のはじめ頃の事
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「嫌い、です」
と突然、おずおずとプーチンが言った。
だが、それを聞いたキルネンコは特に動揺することもなく
「・・・ほう」
と余裕の笑みでそれだけ答え、プーチンを壁に追い詰め
何かを言う隙も与えずキスをした
「っ、ん・・・んん」
舌を絡められ、びくりとプーチンが肩を震わす。
「っは、ぁ、きれねんこさ・・・んっ、ゃ」
長いキスから解放されたと思えば、首筋を強く吸われ
それにも反応してしまう。
「キレネンコさんっ、待っ・・・」
「嘘をついた罰だ」
「・・・・っ!!」
ああ、やっぱりバレてるんだ、と思い、
次からは絶対こういう嘘はつかないでおこうと決めた
プーチンだった。