君を想って、ずっと・・・
□プロローグ
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思えば私はずっと、君のことが好きだったんだよね。
小学5年生の時、君は私のクラスに転校してきた。
最初は何とも思わなかった。
でも、初めて隣になって、
一緒に遊んで、
沢山沢山時間を過ごして、
そうしたらいつのまにか、好きになってたんだ。
君のこと、何でも思い出せる。
足が遅かった私と、鬼ごっこの鬼を変わってくれたこと。
サッカーのチームで、私を選んでくれたこと。
どっちの背が高いか比べたこと。
一緒に理科の実験をしてるときに、初めて下の名前で呼んでくれたこと。
雪合戦をしたこと。
たくさん言い合いをしたこと。
君の声。
君がいつも着ていた服。
君の笑顔。
今は、私も君も引っ越して、遠いところへいる。
それでも、ずっとずっと、君のことが好きだ。
何度も神様に願った。
君と、また会えますようにと・・・
これは、そんな私と、
私の大好きな男の子の話。