flower 〜名探偵コナン 短編集〜

□my word
1ページ/5ページ

今回は残酷描写があります。
そして、哀ちゃんが気を失います。大変なことになります。
いちおう、bad endです。
以上の事に不快感を持つ方はbackしてください。

‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥

「永遠に眠るがいい…工藤新一」

ジンがカチャリと音を立てて拳銃の引き金に指を掛けるのを、コナンは静かに見ているしかなかった。

ようやく分かった、黒の組織のアジト。
だんだん見えてきた組織の恐ろしい目的。
それを指揮していた『あの方』。

この一週間様々な形で黒の組織と闘ってきたコナンは、すでに怪我や傷を負っており、しかも心身共に疲労が溜まっていた。
いちおう念の為にとっておいた麻酔銃さえ、もう構える力もなくなっていた。

立っているのが、やっとだった。

(クソ…。何か、何か手立てはねえのか?!オレはこんな所で…死ぬわけにいかねえんだーーー!!)

しかし、体が言うことを聞かない。

(クソ…。クソ…。クソぉーーー!)


パアン!


銃声が漆黒の闇に響いた。

「工藤くん!!」

コナンは倒れながら、誰かの声を聞いた気がした。
次へ

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ