短編置き場

□大切な日
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はじめまして。春香と言います。


今日は我が愛しの彼氏(自分で言っていてなんだけれども、恥ずかしい)うずまきナルトさんの誕生日なわけです。はい。


ナルトの誕生日を祝おうとナルトを探しているわけですが、どこにもいません。


この頃は忙しそうにしてて、なかなかゆっくり話す時間もなく、ナルトの誕生日に会う約束を取り付けることができなかった私。

私は一般人で、ナルトとの出会いは奇跡に近かった。


忍の世界に関係のない私がどうして隠れ里にいるかというと、(一般人は少ないんです。はい。泣)




父は、大名様を護衛する一流の木の葉隠れ出身の忍びで、母は一般人であったわけなんですが。

私が生まれてから、父は護衛の任期を終えて任務についていなかったのですが、母が重い病気を併発してて大きな病院のあるそこにとどまっていたのです。

その母が15の時に亡くなって、父と一緒に連れられてきたのが木の葉の里でした。



長い説明と、分かりにくい説明をありがとう!自分!!泣


まぁ、そんなこんなで15の時からすみ始めて早七年。私は早生まれだから21ナルトは今日で22.

19の時からお付き合いしているナルトさん。

2年も付き合っているのは最長記録なんだってー(ナルトが)

私は正真正銘ナルトが初めての彼氏ですっ(必要のない情報)

ナルトは前はお調子者〜とか、馬鹿〜とか、がき〜とか言われてたみたいだけど(詳しく教えてくれない)今はとっても落ち着きのある青年です!

そして言いよってくる女は数知れず…

みなさん、胸もおっきくて、腰とかほっそい!足はすらっと細くて長くて…。

それに比べて私は、私はっ(泣)



(泣)

←うざい


そんなこんなで付き合い初めて三回目の彼の誕生日。今まで誕生日をはぐらかされてきたけれど、彼の親友であらせられるシカマルさんからきいた。

一か月前に。



あ〜ナルトって、私を頼ってくれないんだけど。
落ち込むよ、落ち込んじゃうよ。

ナルトの彼女として喜ばせたい。


そりゃ、今日が何の日であるかは、忍びの世界に関係のない一般人の私にだってわかる。

でも、それはナルトのせいなんかじゃない。

付き合い始めに彼は私に言ってくれた。
でもっ、彼は悲しい目で自分を化け物だと言った。
もちろん私は否定した。
彼にそんな目をさせている何かを私は取り外したくて。で
も彼は中々私に弱いところを見せたりしなくて。

そんな目をしないで、なんにも考えずに笑ってほしい。


心の底から愛している彼に、いつも笑っていてほしい。



この気持ちは、伝わっていますか?


「ナルトのぶぁかぁ。
どこにいるのよ」

そんな声は風に運ばれて
誰の耳に入ることもなく
消えていった。
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