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□リベルタ×フェリチータ
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「お嬢っ!!」
『リベルタ。どうかしたの?』
私が歩いていたのを見つけて走ってきてくれるリベルタ。いつものような笑顔で。
なんだか子犬みたい。
私が、クスと笑みを漏らすと、リベルタは頭に「?」を浮かべていた。
『ううん。なんでもないの。それでどうかしたの?』
「あ…いや…用事はないんだけど…その…」
頬を少し赤く染めて目を逸らしているリベルタ。私が首を傾げると、リベルタは、私の頬に手を置いて
「お嬢に会いたかった…、じゃ用事にならねぇかな?」
真面目な顔で、私の顔を見つめるリベルタ。
なんだか、恥ずかしくなってしまう。
『リ…ベルタ…、』
私、今凄い顔赤い…と思う…。
「お嬢。顔赤い…、可愛いな…。」
『リベルタっ!そういうこと言わないで…更に恥ずかしくなる…っ』
リベルタは、私の耳元でそっと囁いてくれた。
私が一番聞きたかった言葉。
━好きだよ。お嬢。世界で一番。━
(…………っ)
(……ほらお嬢返事は?)
(……うん…私…も…)
(………ははっ、お嬢また顔赤くなってる。)
(リ…リベルタっ!!)