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□またね
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いつから、俺は一人が怖くなったんだろう。
『正臣』
名前を呼ばれて振り返れば、俺に近づいてくる由衣。
由衣は微笑んでいて。
これから言うことを予想させるかのようで。
「由衣…」
『正臣、』
約束守れなくてごめんね
そう言った由衣。
俺の頭によぎったのは、俺が黄巾賊を解散する時に結衣が言ってくれた事。
沙樹が大怪我をして、心も体も、ぼろぼろになっていた時。
「頼む…お前は何処にも行かないでくれ…」
その時は一人が怖くて。
由衣は俺の右腕としてずっと働いてくれていて。
俺が由衣を抱きしめると、彼女は小さく笑っていて。
『……将軍』
私はずっと貴方の傍に居ますよ。
『…貴方を』
愛していますから。
☆
「由衣…!!」
背を向けて歩き出す由衣を見て、もう二度と会えなくなってしまうとわかってしまった。
由衣は俺の為に離れてくれているのだとわかった。
わかったけれど、
「もし、俺の為に離れようとしてくれているならそれは間違っている」
由衣の足が止まる。
「確かに、俺は最初お前に依存してたよ。一人が怖いから。沙樹の事もあったから。でも、」
今、俺はお前が好きなんだよ。
「もちろん、付き合うって事は出来ないのはわかっているよ。」
由衣…臨也さんと付き合ってんだろ?
『!!』
その言葉を放った途端由衣は驚いた様にこちらを振り返った。
その目には焦りと動揺が見えた。
「……黄巾賊に入って、俺に近づいて情報を集めてくるように言われたんじゃないか?」
『………』
何も言わないところを見ると大方合っているのだろう。
「でも、さ」
『もういいよ、正臣』
俺が次の言葉を放とうとした瞬間、由衣は俺の言葉を遮った。
儚げに笑う由衣はどこか美しく、それでいてとても悲しそうなように見えた。
『……正臣、そういうのは気付いても言ったらダメなんだよ。』
「…俺は、AKY…敢えて空気を読まない奴だからな」
ニッと笑えば由衣は困ったように目線を逸らした。
『……もう』
正臣のバカ
そう言って笑う彼女はまるで向日葵のように明るかった。
『………またね、正臣』
また会いに来るから、その時まで少し、お別れしよう。
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何が書きたかったんだろうか。
自分でも分からん!!
そして文章が支離滅裂!!
駄文失礼致しました
ここまで読んで下さった
由衣様、ありがとうございました。