黒子

□自販機☆ラプソディ
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「なまえちん!なまえちん!」

ぶわふっ
試合会場に向かう途中、細い道を部員で一列で歩いてた(なにせみんな身体大きいしね☆)。マネージャーの私は後ろからついてて…
そしたら敦が急に止まったわけ。
つまり私は鼻強打。こいつの背筋どうなってんだこのやろう。

「なに!急に止まんないでよ」

「なまえちん!自販機がある!」

「はぁ?そんなのどこにでも―――!?」

こいつ……。
敦が興奮した面もちで指差したのは…。


「こ、これは…」


「「「コン☆ームの自販機?!」」」


さすがに部員全員が立ち止まってコ×ドームの自販機を取り囲んだ。
いや、スルーしろよお前ら。

「なまえちん!これ後で使うから買っとこうよ」

「勝手にすればいいじゃん。てかあとでにしろ」

「分かってると思うけどなまえちんと」

「アホか」

「ぬおおお」

「なんですか主将うるさい」

「きっと見たことないアルよ。むさ苦しいモミアゴリラ」

「おおおすげえ!俺も初めて見た、自販機!」

「福井先輩?!」

「そうだね、あとでなまえをいじめるのに足りないかもしれない
からここで買っておこう」

「氷室先輩あなたはツッコミましょうよ!!」

「ん?つっこむよ、君に」

「(ここにはアホしかいないのか)」

「みんな○ンドームごときに食いつきすぎアル。今夜オレは生アル」

「ズルいぞ劉!オレはすでにコンビニで…って敦!ちゃっかり買ってんじゃねえ!」

「ごくうす♪」

「ワシもアレかの。こういうの持っといた方がモテるかもしれな…」

「うわぁ、主将ピュアですね」

「室ちんじゃっかん引いてる(笑)」

「今日の試合が終わったらなまえとぐふふ」

「福井キモいアル」

「あれ、なまえは?」



‡†‡†‡



「監督…本当男ってバカですよね。試合会場にマネジと監督だけ着くとかどんだけ暴挙ですか。女二人ですよ」

「まぁ、女同士だったらゴムいらないしな」

「…はい?」





『自販機☆ラプソディ』

(貞操を守りきれるかが問題)



12/05/05


ごめん、なさい

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