黒子
□メガネの恋人
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「なまえ」
「なに、真ちゃん」
「その呼び方止めるのだよ」
「どしたの真ちゃん目怖ーい☆」
「(イラッ)冷蔵庫のプリン食べたのは…」
「私だよ\(^o^)/」
‡†‡†‡
そんなこんなで今、目の前の恋人真ちゃんはとんだ不機嫌さんです。
「ごめんて…」
「今日のおは朝のラッキーアイテムはプリンだったのだよ」
「……言い訳がましいけど私が見てるはN○Kでは」
「NH○の朝のニュースに占いなんてないだろう!」
はい、やっぱこういう冗談、効きません!
でもなまえめげません!
「あ、でも真ちゃんかに座よかったんならラッキーアイテムなんていらないでしょ?」
「残念だが今日かに座は11位。ついでに言うとお前のおひつじ座は最下位『雷が落ちるかもしれない注意』まさにこのことだろう!」
万事休すか…怒ってますね真ちゃん。
でもよく考えてみろ。プリン食べられただけでキレてる真ちゃん可愛いぞ。
っていう冗談は置いといて、とっとと機嫌なおさないと…
「全く…。おさ朝ほど当たる占いもそうない」
確かに、おは朝の占いって悉く当たるイメージ。…でもなんか変だな
。
「うーんでも今回は外れかな…」
「…は?」
「だって最下位にしては不幸感じてないっていうかさ、確かに雷は落ちたけど」
「つくづく頭のおかしい奴だな、なまえ」
「頭のおかしい?!失礼な!……あ!」
「何だ」
「今日の私のラッキーパーソンは…」
確か…だけどね。
うん、そうだ。
ちゃんと私もおは朝見てますから。
ほら、真ちゃん面食らった顔して…どんどん顔赤くなってく。
「なんだっけ、覚えてるでしょ?」
ちょっと意地悪してみたくなる。
真ちゃんは顔を伏せて小さな声で言った。なんやかんやで奥手な可愛いいこのやろうだ。
「おひつじ座のラッキパーソンは…」
『メガネの恋人』
(ラッキパーソンといるから雷落ちても幸せなのね)
(ふん、プリンについては今回だけなのだよ)
12/05/13