黒子
□Sweet morning
1ページ/1ページ
「なまえさん!…なまえさん!」
愛しの黒子くんの声が聞こえる。
微睡む爽やかな朝。
多分目覚ましが鳴るちょっと前くらい。
やっふー!私ったら夢に黒子くん登場させちゃったかな?どんだけ好きなんだっつーの!(笑)
「なまえさん!そろそろ起きないと起こりますよ」
ばしっ ぐえふ
なんかよく分かんないが身体全体に衝撃が…、勢いで目を開ければさらにびっくり。
「やっと起きましたか」
目の前に黒子くんです。
え、
「ええええええ?!」
「な、なにしてるのかな?!」
「なまえさんがなかなか起きないのでイグナイトさせてもらいました」
「(イグナイトさせてもらいましたってどゆこと?!)」
黒子くんは寝間着で、なおかつ頭は寝癖でぐしゃぐしゃで、彼も起きたばっかということが分かる。
「っていうか私の部屋じゃないっ!」
「ここは僕の部屋です。」
「え、なんで?!まさか、」
「違います。なまえさんが突然訪ねてきたと思ったらそのまま僕のベッドで寝ちゃったんです。」
「ほんと?ごめん。…てか、朝帰り?やば!」
「帰るんですか?このまま学校行っちゃった方がいいですよ、きっと」
「ああああああああ、なんか頭の整理が!」
すると黒子は薄く笑って、
「…………っ!」
突然キスをした。
「寝ぼけ姫に目覚めのキスです。これで落ち着いてくれたら助かります」
「…////
黒子くん、それやりたかっただけでしょ」
「バレましたか。」
「バカだろ、バカだよ。あーあ、もう学校行きたくない」
「眠り姫の次はわがまま姫ですか?あんまりわがまま言ってると狼に食べられてしまいますよ」
「狼なんてどこにいるのよ」
「ここにいますよ。お姫様なんて簡単に食べちゃう、狂暴な狼が」
そういうとこが、好き。
『Sweety morning』
(王子様のが似合うのに)
12/06/28
私ってほのぼのっぽいのも書けるんだってびっくりした