短編小説

□がーるずとーく
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「ナツ」

「ん?なんだ、ルーシィ?」

ナツは喧嘩を邪魔されたからか、不機嫌な様子で振り向いた

「今日、レビィちゃんとジュビアのとこに泊まりに行くから、絶対に不法侵入しないでね!」

「はぁ!?つまんねぇじゃねぇかよ!」

「知らないわよ!ってか私の部屋だから!約束してよ!」

ナツはルーシィの言葉に返事をせず、口を尖らせ拗ねている
しかし、なにか閃いたようにナツは顔を輝かせた

「俺もジュビアのとこに泊まればいいじゃねぇか!」

「却下!!」

ごねるナツをルーシィキックで沈め、ルーシィはようやくギルドを出た

予想以上にナツに時間を取られてしまったため、ルーシィは急いで家に帰り、準備をする

フェアリーヒルズについたときには既に空は赤く染まっていた

「ルーシィ、遅すぎです」

「ごめんね、ジュビア!」

「レビィさん、もう来てますよ」

ジュビアの部屋に入れてもらうと、前来たときと同じ、女の子らしい部屋が広がる

所々にある、黒髪の人形には見てみぬふりをする

「あ、ルーちゃん!遅いよ〜」

「ごめんね」

「もうっ。あ、これ言ってた本だよ」

レビィから本を受け取り、お礼をいう
その後、ジュビアが入れてくれた紅茶とケーキを摘まみながら話をしていく

「あ、あの!」

一息ついた頃、ジュビアが真っ赤な顔をしてモジモジしながらルーシィ達に話しかける
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