キングダムハーツ長編1
□第2話
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そのあと、ソラ達は一旦店に行き、旅に必要なものを買い揃えた。
「えっと…シド。ここに武器とかない?」
サクラに聞かれ、シドは首を傾げる。
「あるといえばあるが…なんでだ?」
「私も持っておこうかなって。守ってもらうだけって嫌だから。」
なるほど、と納得したシドは早速探そうとするが、ヒトミが止めた。
「待って、シド。いいのがあるの。」
「マジか?」
「ホント?」
サクラに問われヒトミは頷くと、懐から短刀を出してきた。
「護身用の短刀よ。小回りきくし、戦闘初心者なら扱えると思うわ。」
「ありがとう、ヒトミ」
短刀を受けとり、サクラは懐にしまった。