企画
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「お待たせ」
「ああ」
声をかけ、テーブルに用意したコーヒーセットを乗せれば、私の声に短く答えたローは、ごく自然にカップへと手を伸ばし、口をつけた。
そんな至極普通である筈の一連の動作がサマになってしまうのだから、美形というのは得である。
「……座らねぇのか」
「あ、良いの?」
「ここはお前の部屋だろうが」
「まあ、ね。じゃ、失礼します」
呆れたような物言いに苦笑して、ローの左隣に腰かける。
その瞬間、僅かに鼻をかすめた葉巻の香りに、ああ成程と納得した。
「スモーカーさんは相変わらずみたいね」
海賊が嫌い、というのは海兵全員に当てはまることだが、彼の場合はそれがずば抜けている。
威嚇や挑発は当たり前。
本部敷地内であるにも関わらず、七尺十手を持って追いかけて来るような男だ。
おそらくローも、彼に何かしら言われるなりされるなりしたのだろう。
私なら逃げの一手を選ぶのだが、ローのことだからそれなりに相手をして、そのせいで結構な疲労が溜まったのではないだろうか。
――もちろん口に出したところでローが答えるとは思っていないので、直接的には何も言わないが。
「私も始めはえらい目にあったよ」
「へぇ…。意外だな」
「おかげで何度も海にランデブーするハメになったけどね」
「……相変わらずだな、お前」
「だって追いかけて来るんだもの」
ただの海賊として追いかけられているならまだしも、さすがに七武海となって以降は海兵相手に反撃するワケにもいかない。
だから取りあえずの対策で、無理心中のごとくスモーカーさんごと海に飛び込んだことが、いったい何度あるだろう。
数えてないのでわからないが、結構な回数になっていることは確かだと思う。
「ローもやってみる?」
「おれもカナヅチだぞ」
「何なら拾ってあげるけど」
「……お前、本当に勘弁しろ」
嫌そうにため息をついたローは、そのままソファーの背もたれに体を預けて目を閉じた。
――疲れてるんだな。
そうしみじみ感じてしまうくらい、瞳を閉じたローは静かで、同時にとても眠そうだった。
だから、だろうか。
「膝貸せよ、サエ。…少し寝る」
不意に目を開いてニヤリと笑ったローが紡いだ言葉に、サエは反射的に頷いてしまっていた。
その流し目は反則的
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七武海になったばかりのロー、でした。
が、アニメでしか見てないのでよくわからない箇所が多々ありました。
あの黒いコートの下って、前と同じデザイン何でしょうか?
……しかし、長編のヒロインちゃんはローが相手だとよく喋りますね。
まあ、だいたい同い年くらいだからですかね。
というか、ローって何歳なんでしょうか?
何か漫画の方で発表があったとか聞いたんですけど……。
ご存知の方、教えていただけると嬉しいです