short story
□ヘタレな君
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「あっ…愛してる…よ」
そんな一言すら簡単に言えない君…。
松「本当にヘタレだね」
櫻「ヘタレ言うな!!」
松「じゃあ、愛してるなんて噛まずに言えよ」
櫻「うっ!!」
本当にヘタレな君。
…でもね。俺は、そんな君も愛しい。
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俺らの関係が始まったのは
一年前…。
ヘタレな君があんなこと
言うなんてね…。
しかも、楽屋でみんなの前で
櫻「あのさっ…す…す…好きなんだ……好きなんですけど////」
噛みすぎ…
大「ヘタレの翔ちゃんが…」
相「…明日、地球が終わる……。リーダー、今までありがとう(泣)」
大「相葉ちゃん!!」
ニ「熱があるんですか?」
驚くとこは、そこですか?
男が男に告白したのに?
まぁ…それだけヘタレの翔くんが
告白する事は、驚きなんだ。
松「…本気?」
櫻「本気だよ!!」
松「いいよ。」
櫻ニ大相「えっ!?」
松「なんだよ!?俺もずっと好きだったし…」
相「俺は、てっきりリーダーのことが…」
ニ「はぁ!?」
相「だって、撮影の時とかさー、よく見つめてるじゃん♪」
大「オイラのこと…そんな目で見つめてたの…」
松「いやいや…どんな目だよ!!」
ニ「松本さん♪後で面貸してください♪」
松「ニノ…顔…顔…が。」
ニノが怒るとめちゃくちゃ怖い…
櫻「付き合ってくれるの…?」
松「うん」
櫻「マツジュン!!」
抱きついてくる
松「潤でいいよ。」
櫻「潤…///」
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今、現在。
付き合ってから「愛してる」なんて
言ってくれない翔くん。
まぁ…ヘタレだから…
しょうがないかもしれないけど。
そろそろ、ヘタレを卒業させたい。
なので、今、練習中。
櫻「愛…してる…///」
松「じょーず…じょーず。」
はぁ…なんでかなぁ〜
櫻「…ごめんな……」
しょんぼりする翔くん
松「いや…別に。何も悪くないよ♪」
ヘタレな部分は、正直直してほしー
だけどね。直してほしくない…。
意味不明?
だよね…。自分でもわかんねー。
ただ、多分…多分だけど……
ヘタレなところも愛しい君だから。
完璧そうな君のダメなところだから。
とにかく、そんな君も愛してる♪