吸血鬼 (ヴァンパイア)1〜life or death〜

□白い天井 潤side
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目を覚ます…

真っ先に目に入ったのは

白い天井。

そして、俺の近くですやすやと

眠る君の顔…

薬品の匂いがする。

ここは、病院?

櫻「…ん?」

翔くんが目を覚ます。

櫻「マツジュン!?」

松「翔くん…。俺……」

櫻「よかった〜…。仕事中に倒れたんだよ。貧血だって」

松「そっか…。なんか、ごめんね」

櫻「別に謝ることなんてないだろ。とにかく、よかったよ…」

貧血…か

最近、血なんて吸ってないからな…。

俺は、吸血鬼

その名の通り血を吸う。

ただ、皆がイメージしているような

吸血鬼とは、少し違うと思う。

普通に日の光も浴びれるし

十字架を見ても問題ない。

つまり、血を吸うこと以外は

人間と変わらない…。

ただ…人間界に来てから25年以内に

恋に落ちた相手の血を吸わないと

消えてしまう…。

俺だけが恋をしても意味がない。

相手も俺に恋をしてくれないと

いけない…。

俺が人間界にきたのは4才の時…。

つまり、俺は今年中に恋に落ちた

相手の血を吸わないと消える…。

あっ!?吸血鬼なのは俺だけじゃない。

同じメンバーの二宮和也と

相葉雅紀も吸血鬼だ。

…でも、相葉ちゃんは彼女が

出来て血を吸ったからもう平気

俺だって好きな人はいる。

だけど、この恋は…

叶わない恋に決まってるから。

相手は…翔くんだ。

ね?無理でしょ?

わかってんだよ…自分でも。

でも、この気持ちを押さえられない

はぁ…消えちゃうのかな?俺…

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